高校中退からの人生ガイドライン

高校を中退した人に役立つ情報を集めています。

読書を通して自分で知識・教養を身につけよう。

高校を辞めたなら読書する習慣をつけた方が良いと思う。

まあこれは俺の話なんだが、高校を辞めた時に時間があるから本でも読んでみようと思って、人生で初めて「文学」に分類される文芸書を手に取って読んだ。そん時「右翼」っていう言葉が出てきて「右翼?なにそれ」みたいな感じで、今になってみれば保守主義(まあ国によって意味は変わるんだろうが)のことだと分かるんだが、知らない言葉ばかりが登場してきて自分が無知だということに気が付いた。これが俺が人生で初めて自主的に勉強をしようと思った瞬間。

それから俺は読書にのめり込んだ。とにかく勉強は嫌いで仕方ないし、参考書とか教科書っていうのは読んでいてもつまらない。だったら三島由紀夫なり安部公房なり、海外の文学でもいい。まあ別に読む本は何でもいい。そういうのを読んでいる方が哲学的な感じがして、俺には刺激的だった。そうやって本を読みながら分からない単語が出てきたら辞書で引くようにした。そういうことをしている間に周りのちゃんと勉強している奴らに負けないぐらいの浅く広い知識が身に付いた気がする。

だから読書はした方が良いと思う。良い大人が主観と客観の区別もつかず、論理の意味も知らないんじゃあ、馬鹿にされてしまうから。楽しみながら色んなことを覚えられるのが読書だと思う。

でそんな調子で大学に入ったから、周りの高校卒業したばかりのお子ちゃまたちと違って、勉強はめちゃくちゃ面白いと思った。一般教養で哲学やら社会学やらいろいろやったけどすげー楽しかった。第二外国語でやったスペイン語の文法なんて面白すぎて接続法なになにの用法まで全部勉強した。だからマジ読書最高。

高校中退してこの先勉強する機会がありそうにないなら、やっといたほうがいいぜ。

 

僕のお気に入りの文学・本の紹介

1984年

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

 

もしあなたが世界に絶望しているなら、世界が邪悪な陰謀に満ちていて、あなたを陥れようとしていると思うなら、この本を読んでみて下さい。あなたの思っていたことは正しかった。支配者階級はありとあらゆる手であなたを監視し、支配している。あなたが自由になろうと思うこと、あなたが自由になったつもりでいること、どんな時でもあなたは支配されている。あなたの負の感情だけではなく、喜びさえも、あなたをコントロールするために与えられているものです。

1984年はとても有名な小説で、「ビッグブラザーがあなたを見守っている」という言葉に象徴されるように、未来の監視社会を描いています。テクノロジーの進歩で高度に発達した監視社会には、出口がありません。人々は管理されて、社会の要求通りに飼い慣らされるしかありません。

それは僕たちが高校生だった頃の、管理教育の中にいた頃の気持ちに似ています。なぜ先生はあんなに偉そうなのだろう? なぜ髪の長さまで決められているのだろう?

華氏451度

華氏451度〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)

華氏451度〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)

 

いつからか、人はラジオやテレビにばかり夢中になって、通りを吹き抜ける風や、虫の鳴き声、空に浮かぶ星を見なくなりました。 ラジオパーソナリティやテレビタレントのことをまるで友達のように思い、近くにいる大切な人たちのことを忘れている。そういう世界の中でも、ちゃんと大切なもののことを忘れないようにしている人がいます。

レイブラッドベリは火星年代記もそうですが、スムーズに読み進められるほど面白いのに、扱っている内容はものすごく高度です。文明批判の物語。

 砂の女

砂の女 (新潮文庫)

砂の女 (新潮文庫)

 

毎日砂を片付けなければ、家はたちまち砂の中に埋もれてしまう。旅人のあなたはある家に招かれるが、村人と女の陰謀に嵌められてしまう。あなたは村から出ることが出来ず、砂の女と共に生活をする。

安部公房はフランツカフカに影響を受けているそうですが、不気味な世界観で、主人公は理不尽なことにばかり巻き込まれていきます。

安部公房さんはすごく面白い方なので、YOUTUBEに挙げられているインタビューなどもご覧になってください。

 審判

審判 (岩波文庫)

審判 (岩波文庫)

 

20世紀を代表するフランツカフカの名作。カフカ本人も生前には現在ほどの評価をされておらず、死後世界的に文学者として広く認められた。皮肉なものである。

何の罪を犯したのかも知らされないまま逮捕・起訴される。徹底した不条理の世界。

 異邦人

異邦人 (新潮文庫)

異邦人 (新潮文庫)

 

有名なフランスの文学者・哲学者のカミュです。

母親が死んでも涙を流すことをしない。太陽がまぶしかったからという理由で人を殺してしまう。主人公は糾弾され、処刑される。不条理の文学。

 潮騒

潮騒 (新潮文庫)

潮騒 (新潮文庫)

 

古き良き日本の孤島、本は読まないが立派な肉体と優しい心を持った青年。男として認められ、村の有力者の娘との交際を認められるようになるまでの話。

日本を代表する作家、三島由紀夫の名作です。圧倒的な文才と構成力で知られています。

船の描写などは非常に細かく眠くなってくるが、比較的読みやすいので読んでみて下さい。

とても美しい物語です。

孤高の人 

孤高の人〈上〉 (新潮文庫)

孤高の人〈上〉 (新潮文庫)

 

山岳文学の代表作です。山岳文学といったら新田次郎先生です。

孤高の登山家、加藤文太郎の生涯を描いた話。この本を読んで山に登ろうと思った人も多いと思います。実際僕が山であった人に新田次郎の話をすると、「そうそう、あれを読んで登ろうと思ったんだよね」という返事が返ってくることがあります。加藤は寡黙な男ですが、過酷な自然の中を一人きりで歩くその姿はめちゃくちゃかっこいいです。ぜひぜひ! 興味を持ったら山にも登ってみてください。

当サイトについて

たっちゃんです。当サイトは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。